Shun Kobayashi Blog

〜「地域づくり」×「組織づくり」×「キャリアづくり」を考える〜

リーダーに必要な「心技体」の技術

今日のテーマは、組織づくりに必要な「リーダー」について、以前noteに書いた内容を転載する形でアップしたいと思います。タイトルは『リーダーに必要な「心技体」の技術』としました。

 

実な結構整理して書いてみたいネタはあって、何にしようなか〜とぼやぼや考えていたのですが、結果的にこれにしました。今の自分の立ち位置において、まずはこれかなというのもあったし、これまでの自分の人生は「参謀」的な立ち位置を取ることが多かったので、周りにいるリーダーの人を観察する機会が多く、リーダーシップとは何かについてよく考える機会がありました。

 

 

誰でも身につけられる「リーダーのスキル」

リーダーというと、それこそ古今東西さまざまなリーダーがいて、その数十倍、数百倍とリーダーシップにまつわる書籍や記事がありますね。

そういったリーダーシップにまつわる思想、意思、考え方、志などについては、僕なんぞが語れるには恐れ多いので、先人の皆様が書いたものに譲るとします。(実はそんなリーダーシップについて学びたくて、数年前に「青山社中リーダー塾」というところに通い、2期生の末席に加えて頂いて至ります。余談ですが、こちらはおすすめです )

ここで書きたいのは、自分の周りにいる、すでに志を持って活動しているリーダーの方々が、おしなべて持っている技術(テクニックという意味で)ってあるよね、という事です。リーダーというと、すごく高尚で、自分には手が届かないと思ってしまいがちですよね。そして、実際にそうだと僕は思っています。リーダーが持っている思いとか志とかって呼ばれるものって、なかなか真似できないし、実は一人ひとり全く違った形をしていていいものだと思うんです。隣のリーダーと比べて、「自分には真似できない」と感じるのは、ある種当たり前だと思います(この話はまた今度書きたいな)。

なので裏を返せば、いつかは、またどこかでは、誰もがリーダーになり得る素養・可能性があって、その時に備えて「持っておくと役に立つかもよ」という事を、技術として以下の3点にまとめてみたいと思います。

 

 

 『リーダーに必要な「心技体」の技術』

  • 心・・・自らの欠点を知り、支えてくれる周りに感謝出来る
  • 技・・・言葉を操り、文章を操る技術
  • 体・・・言い出したことを一人でもやりきれる体力

心・・・自らの欠点を知り、支えてくれる周りに感謝出来る
リーダーの大事な仕事は人を巻き込む事で、その人達を引っ張っていかないといけないですよね。そう聞くと、人間的に大きな器があって、先を見通す力があって、信頼感があって。いやいや、そんな自分はそんな人間になれないよ!って思ってしまいます。でも、実は多くのリーダーでそんなすべてを兼ね備えている人って、僕は会ったことないです。というかどちらかというと、リーダーって欠点だらけ穴だらけの超絶いびつな存在だったりします。

自分からすると、「なんでそんな人に人ってついてくのよ〜?」という疑問が結構あったのですが、その一つの答えがこれからなと最近気づきました。

リーダーとは、社会のことを誰よりも見通せる人ではなく、仲間のことを誰よりも思いやれる人ではなく、「自分のことを欠点も含めてちゃんと知っている人」なんだと思います。そして自分の欠点をちゃんと理解して、そこを誰かに支えられていることを知っているから、周りの人に「ちゃんと感謝出来る」んだと思います。だから人は、この人についていきたいと思うんだろうなと。

技・・・言葉を操り、文章を操る技術
ふたつ目はこれ。もうこれは本当に単なる技術、積み重ね。どれだけわかりやすく、シンプルに自分の言いたいことを伝えられるかかなと思います。別に美辞麗句を並び立てることでもなく、人を鼓舞する力強い言葉が言えることではなく、しっかりと、過不足なくシンプルに伝える力があればいいと思います。

これって実はそんなに難しいことではなく、日々の練習でいかようにでも向上するし、自分の考えや気持ちを意識して残すようにすればいいだけのことだと思います。歴史の名言って、たぶんそんな積み重ねの先にたまたま生まれたんだと思います。

体・・・言い出したことを一人でもやりきれる体力
なんだかんだ言って、やっぱり最後はこれ。どんな偉そうなこと言っても、やろうとしてても、一日3、4時間の残業でへばって疲れて休んじゃう人よりも、2徹3徹なんとかなりますという人の方が、投下出来る時間が圧倒的に違うので、結果も圧倒的に変わってきますよね。

「健全なる精神は健全なる身体に宿る」。「継続は力なり」。結局こつこつ、一人でもなんとかしようと粘って、もがいた人が、最終的には勝つんだと思います。

 

来るべき時は、どこかで自分を待っている
「誰もがいつか、どこかでリーダーになる可能性がある」、僕はそう思っています。自然発生的に、自分の中から立ち上がってくるリーダーシップをちゃんと使えるように、すこ〜しだけ意識して、日々を生きてみるのがいいのではないでしょうか。

 

※このブログに書いていくことは、完全に私個人の見解であり、所属団体を代表するものではありません。