ライフシフト②：「ローカルキャリア」から考えるライフシフト 〜５つの実践編〜
今回は、その運用について具体的にどんなことができるのか、いくつか思いつくものを書いておきたいと思います。
「変身資産」を蓄えるために実践できること
「①やってみたいことを言い続ける」
まず最初の一つは、自分の「やってみたいこと」をなんでもいいから、周りの人に伝えてみることです。伝えたからといって、すぐに実行に移す必要はありません。まずはただただ、伝え続けてみましょう。
明日からできる簡単なことですが、すごく効果があります。まず伝えることで、自分の中でやってみたいという気持ちが続いていきます。また、同じような思いを持つ人にばったり出会って、意気投合することもあります。そして一番大切なのは、周りの人に「○○さんは▲▲をやりたい人」というイメージが伝わることです。そうするとそれを知った人が、やりたいことにまつわる情報を教えてくれたり、機会をくれたりします。
言うなれば「自分のプチブランド」を創ることで、「変身資産」になるような出会いや機会と出会うことができます。
「②自分の考えを発信してみる」
①とも近い話ですが、自らの考えや思いを、ブログやSNS等で発信するのも効果的です。発信することで、人から情報をもらえるようになると同時に、自分の興味を可視化して客観的に見れるようになるので、自分の好きを進化させていくことにも繋がります。
「③マイプロジェクトを持つ」
自分の興味関心が高まり、ちょっとでもやってみたいという気持ちが芽生えたら、おすすめするのが「マイプロジェクト」を持つことです。
マイプロジェクトとは、読んで字の如く、「自分が行なうプロジェクト」のことです。これも大きなことでなくてよくて、例えばデザインの力をもっとつけたいと思ったのであれば、デザインを依頼したい人を探してきて無償でやらせてもらったり、または同じような想いを持つ仲間を募って、勉強会などからはじめてもいいかもしれません。
決して無理はせず、やりたいことで、出来そうなことを小さく始めていったらいいと思います。ちょっと手前味噌ですが、気仙沼において、そういったマイプロジェクトを一緒に考える実践塾「ぬま大学」というものを運営しています。そういった場に参加してみるのもおすすめです。
「④コーチを付ける」
自分の状態や思いを、一人で考えたり、深掘りしたりするのは案外難しいものです。なので、そういった視点をくれる「コーチ」を持つことも一つの手です。
コーチをつける、と考えるとちょっと大仰な感じもしますが、要は自分の話を言語化できる時間を意図的に作れればいいと思います。正式にプロに頼むのもいいですし、身近な友人で話を聞くのがうまい人がいれば、時々ランチに誘ってみるのもいいと思います。また、一人で考えるのが得意なのであれば、思いをノートに書き出してみる、日記をつけてみる、というのもありかもしれません。
自らを客観視するすべを持っていることが、変身資産を扱ううえで大切だと思います。
「⑤本を読む」
最後の点は至極一般的ではありますが、やはり大切なことだと思います。以前とある先輩から「読書に投資するお金はケチるな」と教えられたことがあり、以来本屋にいくと、目についたものはどんどん買ってしまう、という癖がつきました。読み切っていないものも多いですが。。
もちろん、本を読んだほうがいい、ということは誰しも思っていることですが、なかなかとっつきにくいのも事実かと思います。そんな方に僕がおすすめな本が、「戦略読書」という本です。これまで何冊か“本の読み方・活かし方”についての本を読んできましたが、この戦略読書が一番目からウロコでした。
以上５点が、変身資産を蓄えるうえで、明日からでもできる実践かなと思います。
変身資産は「自然と貯まる」が理想
ここまで５つの実践を書いてきましたが、改めて「変身資産を蓄えるぞ！」と思っても、なんともとっつきにくいですし、同時に個人的には違和感を抱くのも事実です。というのも、変身資産にまつわる多くのことは人とのつながりだったります。それを、積極的に得にいくということは、一歩間違うと人のつながりを手段として捉えてしまうことになるかなと感じています。
なので、変身資産を蓄える際の理想は、「気がついたら自然と貯まっていた」というだと思います。例えばマイプロジェクトをやっている最中は、自分の好きを形にしているだけなので、一切変身資産のことを考えたりしません。しかし、自分が動いたいたら、結果的に色々なつながりや情報が増えている、という状況が多々あります。
そういった、「自然と貯まる」環境を整えていくことが、とても大切だと思います。
※このブログに書いていくことは、完全に私個人の見解であり、所属団体を代表するものではありません。
