Shun Kobayashi Blog

〜「地域づくり」×「組織づくり」×「キャリアづくり」を考える〜

個人事業主生き方に求められる「心・技・体」の技術

久しぶりの更新になりました。大きな仕事の山を超えたので、また定期的に書いていきたいと思います。
 
今回のテーマは以前書いた「リーダーに必要な『心・技・体』の技術」についてと、「ローカルキャリアにおいて大切な『個人事業主』意識」をかけ合わせたようなテーマで書いていきたいと思います。

 

これからのローカルキャリアを築く上で、「個人事業主」的な観点と仕事の仕方が重要である、と書きましたが、では具体的にどういったことを気をつけたらいいのか、考えを書いてみたいと思います。
 
 
個人事業主的生き方に必要な「心技体」の技術』
個人業主な生き方をする上で、企業に属して働く以上に、自らの在り方や自分が置かれている環境に対して敏感で居続ける必要があるなと、最近強く感じています。眼の前のことを着実に行い、コツコツと成果を出し続けつつ、いつ訪れるかわからないチャンスに耳を澄ませ、飛び込める準備が必要です。
 
そのための技術を、「心技体」として並べてみました。
  • 心・・・自らの「やりたい」に正直で居続ける力
  • 技・・・しっかりとヒットを打ち続けるマネジメント力
  • 体・・・やっぱり最後は健康を自分で守れる力
心・・・自らの「やりたい」に正直で居続ける力
個人事業的に生きることは、俗にいう組織的な安定はなく、常に自らの力と感性で人生を渡っていく必要があります。それは、ある種の不安を持ち続け、本当に生きていけるのかと常に自問自答し、時に逃げ出したくなることも多々ある生き方です。稼ぐために様々な仕事にがむしゃらに取り組むこともあるかもしれません。
 
だからこそ、個人として生きていく選択をした人は、「自身のこれがやりたい、こう在りたい」という自分の真ん中を常に肚に据えて物事に取り組めることが大切だと考えます。上に挙げた不安を持ちつつ、でも自分の真ん中であることが、必ず自分にしか成せない仕事に巡り合うための指針になるはずです。
 
技・・・しっかりとヒットを打ち続けるマネジメント力
個人で仕事をする場合、責任は必然的に自らにかかってきます。よくフリーランスの人は、そういった自己管理に対する「高い意識」が必要というイメージがありますが、最近考えるに、これは技術でカバーできると思うようになりました。それが総じて言えば、「マネジメント力」かなと思っています。
 
マネジメント力といっても広範に渡ると思うので、さらに分解した時に以下のようなものが必要ではないか、と思っています。
  1. 期待値コントロール力:顧客とアウトプットイメージについて握る(できないことはできないと言う)
  2. タイムマネジメント力:ゴールから逆算して、出すべき時に出すべきアウトプットを出す
  3. 状況理解力:顧客の思いや背景に寄り添い、自分なりの意見を持てる
これら3つが軸にあれば、ホームランは打てずとも、確実にヒットを出すべき時に出す力ができてくると思います。まずはそういった「堅実性」が、次の仕事に取り組む上でとても重要になると思っています。
 
体・・・やっぱり最後は健康を自分で守れる力
やっぱり最後はこれですね、生物としての普遍の真理だと思います。自らの身体にちゃんと意識を向けて、バランスを取ること。これは毎日の積み重ねがものをいうと思いますので、一番意識を使うところかもしれません。
 
特に、「疲れた時に、しっかり身体を休める」ことが、実は結構難しいことかなと最近感じています。仕事が楽しかったり、やらないといけないことが目の前にあると、休日返上で取り組んでしまうことも多いですが、ぐっと抑えて、休むときは休むという意識は、かなり大切だと思います。
 
 
個人だからこそ、個の在り方に最も敏感になること
個人事業主的な生き方においては、これまで以上に自身のことをしっかり理解すること、受け止めて前に進むことが特に大切になってきます。人一倍そこに敏感になりながら、自分らしさと周りへの価値をバランスさせていく、プロの職業人であり、表現者である。それが、「個人事業主的生き方」だと思います。
 
※このブログに書いていくことは、完全に私個人の見解であり、所属団体を代表するものではありません。